SS目次

・BabyPrincess
こんな静かな冬の夜には(吹雪SS)
眠れないト長と吹雪の二人は、静かな冬の夜に何を思うのか。

アニメ(水上温泉旅行)の後の星花&夕凪SS
皆が寝静まった夜更けに、ト長の部屋へと向かう星花と夕凪の思惑とは。

・BabyPrincess(お題短め?系)
成長(星花&夕凪SS)
「夜の階段」で登場人物が「さよならを言う」、「水」という単語を使ったお話。

隣に(綿雪SS)
「夜の庭」で登場人物が「嫉妬する」、「傷」という単語を使ったお話。

電車みたいな(麗SS)
「早朝の歩道橋」で登場人物が「抱き合う」、「花火」という単語を使ったお話。

・その他
後書き&裏話など
上のSSの後書き&裏話的文章。色々と蛇足気味ですが気になった方はどうぞ。



・オリジナル
泣かぬ蛍に甘い水を(オリジナルSS・百合)
泣かぬ蛍に甘い水を 2(オリジナルSS・百合)
とある女学校で繰り広げられる、新聞部部長の川城蛍夏とお嬢様の白銀水希のお話。
人脈作りを兼ねて、生徒の恋愛相談を受けている蛍夏は、ある日部室にやって来た水希に……。
3で完結予定です。
スポンサーサイト



好きなSSを適当にまとめとくやつ


先に形式とかを考えておいた方が絶対楽だけども、とりあえず適当に好きなSSを少しずつまとめてく予定の記事。
付け足す文は感想というよりネタバレ抑え目の軽い紹介の方向にしたい模様。
自分用なとこも大きいので質より量で作品へのリンクの数を増やしていけたらなと。
あと趣味的におおよそイチャイチャしてるような甘い感じのが中心になると思われる。
基本は完結している作品のみでそうでないものは注意書きしてあるのでその点はご安心下さい。

タイトルのリンクはまとめブログやpixivで複数あれば作者に近い所や読みやすい所。
作者のリンクはとりあえず分かったらTwitterにしてみている。



・アイドルマスターシンデレラガールズ
モバP「美嘉に古典を教えることになった」 作者:度会さん
古典シリーズと呼ばれるシリーズ物の一話目。
その名の通り古典を元にしたネタがポイントになることが多い。
その中でプロデューサーが大人な対応でアイドルからのアプローチを流したり流せなかったり。
話は繋がっているが大まかな内容は基本一話完結なので、途中から読むことはおすすめしないものの気軽に読める。
現在(2014年7月6日)五十話近くあり、今も連載中。

モバP「翠色の絨毯で」 作者:朝来夢見始さん
水野翠がヒロインのお話。
プロデューサー視点で、スカウトする出会いの段階から共に成長していく様が丁寧に描かれている。
彼女の持つ真面目さはアイドルであることやプロデューサーとの関係にどう影響するのか。
文量はなかなかに多いのでがっつり読みたい時に。
後日談の"モバP「赤色の恋心」"も合わせてぜひ。

さよならタイムリーパー 作者:守次 奏さん
渋谷凛がヒロインのお話。
プロデューサーが目を覚ますとそこは十一年後の事務所のオフィスだった。
変わった物、変わらない物、変えたい物、変えたくない物。
原因や元の時間に戻る方法を探る中で、それらを一つ一つ確かめていく。

モバP「黒真珠の旋律」
黒川千秋が主人公のお話。
千秋視点で幼い頃の様子からSR[黒真珠の輝き]に至るまでが丁寧に描かれている。
クラシック鑑賞が趣味のストイックなお嬢様がアイドルを目指した理由とは。

まゆ「プロデューサーさんと身体が入れ替わりました」
プロデューサーと佐久間まゆがメインのお話。会話文が中心の構成。
プロデューサーとの距離を縮めたいと願うまゆが試した"とある"おまじないにより二人の心が入れ替わる。
元に戻る方法を見つけるまで互いが互いになりきり過ごす中で感じた違和感の正体とは。

モバP「ブラ、透けてるぞ」
輿水幸子を中心としたキュートアイドルがメインのお話。
ある日、体調不良で病院を訪れた千川ちひろに妊娠が告げられる。
そこからプロデューサーとちひろが男女の関係にあったことが皆に発覚。
複雑な気持ちを抱くアイドルたちがそれぞれ取った行動とは。
ネタバレになってしまいますが、タイトル詐欺のシリアス物です。

アイドル達の、甘い甘い秘め事 作者:ダイさん
事務所のソファで仮眠を取っていたプロデューサーが起きると辺りに事務所の皆の姿が。
続き物ではありませんが"アイドル達と、柔らかくて温かい秘め事"も合わせてぜひ。

凛「プロデューサーってさ……」
二つの話に分かれていて一つ目は渋谷凛、二つ目は神谷奈緒がメインのお話。
SR[純白の花嫁]の北条加蓮の花嫁姿を見て二人がプロデューサーに見せる反応はいかに。
続きの"肇「だから、湯呑」"は凛視点で凛と藤原肇がメインのお話。
一週間の帰省から戻ってきた肇はお見上げを手に事務所に直接立ち寄る。

モバP「諜報女子にはご用心」
八神マキノが主人公のお話。会話文が中心の構成。
プロデューサーのPCからアイドルたちの情報をこっそりと手に入れるマキノ。
その中でパスワードのかけられれた自分の名前のファイルを発見する。



・艦隊これくしょん~艦これ~
大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」
提督と大井のダブルツンデレ物。会話文が中心の構成。
北上さんはとてもいい艦娘だと思いました。



・けいおん!
梓「また、一緒にギターを弾いて下さい! ○○先輩!」
※男オリキャラ注意
中野梓と男オリキャラとの恋愛物。会話文が中心の構成。
放課後に幽霊が出るという噂が流行る中、梓は部室に忘れ物を取りに戻る。
そこで耳にした誰もいないはずの部室から聞こえるギターの音の正体とは。
もし中野梓が男性に恋をしたら、という彼女の恋を楽しみたい方におすすめ。
全十章で完結済み。



・咲-Saki-
船久保浩子はかく語りき 作者:沢田綿類さん
※クロスオーバー注意
船久保浩子が主人公の成長物語。
ある日雀荘で出会った男に何一つ出来ず負けた浩子。
情報こそが最後の最後で勝負を分けると思い、牌譜を集める彼女に男は言う。
「……あのよ、麻雀てのは機械と打つわけじゃねえだろ」
勝ちたい。強くならなくてはならない。
その男、赤木しげるの突然の誘いに対して浩子は着いて行くことを決意する。
という訳でアカギとのクロスですが赤木しげるが出るだけでほぼ咲中心です。
全二十二話、番外編が二話で完結済。



・ヒカルの碁
遥か高みへいる君へ 作者:鈴木_さん
進藤ヒカルが主人公の短編小説。
本因坊のタイトルを獲得したヒカルに出版社が本を出さないかと話を持ちかける。
内容は何でもいい、という言葉を受けてヒカルはある本を出すことを決意する。



・オリジナル
忘却少女「初めまして。あなたは誰?」
とある施設の男女のお話。会話文が中心の構成。
記憶が長く持たない少女は少年と初めましてを繰り返す。

黒髪娘「そんなにじろじろ見るものではないぞ」 作者:橙乃ままれ(ママレードサンド)さん
男と黒髪娘の恋物語。会話文が中心の構成。
祖父の家を掃除する男が見つけた長びつは平安時代と繋がっていた。
その中へ落ちた男は、祖父の茶飲み友達であり生徒でもあるという黒髪娘と出会う。
技芸がさっぱりで器量が悪く、かそけき風情などもなくあちこち出っ張ってて不格好。
自らをそう語る彼女は身分の高い姫でありながら引きこもって学問に没頭していた。
女性らしくない自分に自信がなく、ましてや恋など知る由もない。
そんな彼女に男がもたらした変化とは。

ある日の家呑みで 作者:俄雨さん
※百合注意
神子田詠と近藤一香の社会人百合話。
久しぶりに会う二人は詠の家でお酒を飲みながら詠の作ったツマミを楽しんでいた。
男と別れたばかりで気晴らしに呼びつけたことを謝る詠。
それに対して一香も"彼女"と別れたばかりで丁度良いと語る。
初めて友人の性癖を知り驚く詠をよそに、お酒と話は進んでいく。



・更新履歴
2014年7月6日
モバP「美嘉に古典を教えることになった」
モバP「翠色の絨毯で」
7月7日
さよならタイムリーパー
梓「また、一緒にギターを弾いて下さい! ○○先輩!」
7月8日
モバP「黒真珠の旋律」
船久保浩子はかく語りき
7月9日
大井「ちっ、なんて指揮……」提督「今なんつったオイ」
遥か高みへいる君へ
7月10日
モバP「赤色の恋心」
まゆ「プロデューサーさんと身体が入れ替わりました」
7月11日
モバP「ブラ、透けてるぞ」
忘却少女「初めまして。あなたは誰?」
7月12日
黒髪娘「そんなにじろじろ見るものではないぞ」
ある日の家呑みで
7月13日
アイドル達の、甘い甘い秘め事
7月14日
凛「プロデューサーってさ……」
7月15日
モバP「諜報女子にはご用心」

後書き&裏話など

・説明
タイトルの通り、後書きや裏話などがこちらに。
言わずが花だとか無粋なんてものは気にせず書いているので、
本編を読んだ上で色々と気になった方だけ読むのが良いかもしれません。

という訳で後書きを見たい場合は下の同タイトルをクリックでどうぞー。
同ページ内の後書きの位置に飛びます。

続きを読む

電車みたいな(麗SS)


「あなたは花火って好き?」

 隣を歩く麗がそんなことを尋ねてきた。
 澄んだ早朝の空気の中で歩を合わせて歩く俺は、この突然始まった二人きりの散歩の意味を考えながら答えを返す。

「嫌いだったら昨日の花火大会には行かなかったんじゃないか」
「あなたなら例え嫌いでも、せがまれれば一緒について行くでしょ。こんな朝早くに私に付き合うぐらいなんだから」
「早朝の散歩は気持ち良くて好きだぞ? もちろんそれが可愛い妹の頼みなら尚更だけど」
「……はぁ、分かってて話を逸らしてるの?」

 何も分かってないから話を逸らしているのだけれど、それで麗を怒らせてしまっては元も子もない。
 ごめんごめんと軽く謝り、今度は素直に麗の質問に答える。

「特別な思い入れがある訳ではないけど好きかな。というか嫌いな人なんてそういないと思うけど」
「そう。まあそうよね」

 予想するに難しくない返事だったからか反応もまた至って普通のもので。
 果たしてこの確認作業が何の意味を持っているかもよくは分からない。
 ただ、俺に伝えたい何かが今の麗にはあるのだとそう思った。

「私はね、よく分からないのよ」
「分からない?」
「好きだけど、でもそれほど好きではないというか……」

 言葉に詰まるのはきっと麗が俺に正しく気持ちを伝えたいからだろう。
 家族日記でやり取りしていた頃は、文の上でもいつも自分の感情に真っ直ぐだったけれど、そんな麗が相手に自分を合わせようとしている。
 それが密かにとても嬉しい。

「綺麗だけどあっという間に終わって、少し切ないけれど、でもまた夏になれば見られるのだと思うと別に大したことではないでしょ?」
「綺麗で切なくもならないなら、それは良い事なんじゃないか?」
「……悪いことではないけど、本当に好きだったら切なくなるものだと思うの」

 言わんとしていることは何となく理解できた。
 でも、だからといって花火をそれほど好きじゃないというのもおかしな話だと思う。

「それは花火がその場きりの物だからじゃないか? 例えば麗はカップラーメンを食べても切なくはならないけど、好きなのは間違いないだろう?」
「まあ、そうね」
「だったら花火だって好きって言っていいんじゃないか?」
「でもカップラーメンはしばらく食べてないと食べたくなるわ」
「そんなことを言い出したら花火だって数年間見なかったらきっと見たくなると思うぞ」
「……数年間見なかったら、ね」

 多分だけど麗は、『恋焦がれる程に好きでなければ本当の好きではないのではないか』と言っているのだ。
 これは好きという言葉に対するそれぞれの意識、程度の問題であって間違ったことは言っていないと思う。
 けれど、だからこそ麗が何故そこまでその違いに拘るのかが分からなかった。
 一体、麗は俺に何を伝えようとしているのだろうか。

 会話が途切れて、さて今の麗はどんな顔をしてるのだろうと思っていたら、目の前に見えるは歩道橋。
 何を思ったのか、麗は俺をおいてその歩道橋の階段を駆け上がっていく。
 そして交通量の極めて少ない早朝の道路の真上から、昨日の花火大会の方角を見つめていた。
 慌てて追いかける俺に見向きもせず、とっくに花火の消えた空を、ただただ見つめていた。

「――――花火みたいだって思ったの」

 追いついた俺に麗はぽつりと呟いた。
 振り返らずに口にしたその言葉はもしかすると俺宛てではないのかもしれない。
 でも、何かを語ろうとしている今の麗の声を聞き逃す訳にはいかない。

「星空の中にすーっと入り込んで行って、バーンって弾けて。始めは静かな夜だったのになんてうるさい音なんだって思ったけれど、気付けばその光に目を奪われていて、その音が心地よくて」

 虚空に消えた花火を麗は見ている。
 いや、正しくはきっと花火みたいなそれを見ている。

「でも違ったの。その夜が終わってしまったら、もう代わりなんかどこにもないの。それは大好きな電車が引退する時と同じように」

 俺は口を閉ざして麗の言葉を待つより他になかった。
 今、語られているのが何か、ということは背中越しに感じる麗の目が俺に強く伝えてくる。
 それほどまでに強い感情が麗から溢れ出ていた。

「私が木花に入学した理由は知っている?」
「立夏に誘われたからじゃないのか」
「それはキッカケであって理由ではないわよ」
「……男嫌いがマシになったから」
「それは理由でないどころか、マイナス要素がほんの少し減っただけ」
「それならやっぱりみんながいるから……」
「――本当に分からないの?」

 振り返った麗は想像していたよりもずっと大人の顔をしていた。
 もう中学生だとはいえ、それでもまだまだ子供な麗が見せたそんな表情にドキッとさせられる。
 そして、そんな麗がどこまでも真っ直ぐに俺の心に向かって進んできた。

「――――あなたが、いるからよ」

 切なげな表情の間から覗いたその微笑みに見惚れる。
 元々家族の中でも一二を争う美形だけれど、この二年間でかわいらしさは更に美しさへと変化していた。

「物事には必ず終わりがあって、ずっと続くと思ってたあの日記も終わってしまった」
「……日記を止めることに一番反対していたのは麗だったな」
「あの頃は何であんなにイライラするのか、自分でもちゃんと分かってなかったの」
「でも、今は分かったのか?」
「少なくとも、あの頃よりは分かってるつもり」

 直情的な性格のせいで子供っぽく見えることが多いけれど、数多くの別れを経験してきた麗は、人よりも終わりというものを深く深く考えていたのだろう。
 だからこそ、憤り、悲しむだけでいることを止めにした。

「そうやって少しだけ成長して、出来ることも少しだけ増えて思ったの。その時その時で出来る限りのことをしようって」
「その出来ることが俺のいる木花学園への入学だった、と」
「一応言っておくけど、立夏ちゃんや小雨ちゃん、姉様たちがいるからっていうのもあるわよ。それは勘違いしないでよね」

 勘違いはしていないつもりだけれど、何だかこのフレーズは少しだけ懐かしい。
 以前よりもだいぶ丸くなった麗からは最近聞いていなかった台詞だ。
 しかしながら、それがまた心地良い。

「でも大事なお友達とも離れて、少しはマシな人もいるかと思ったら、やっぱりロクでもない男しかいない木花に通っているのは間違いなく……」

 途中で言葉を切って、そしてニヤッと悪い顔をする。
 どうやらこの成長した妹は単純でない分だけ、今まで以上に扱いが難しいのかもしれない。
 しかし、それを面倒だなんて微塵も思えない訳であって。

「あなたのせいなんだからねっ。責任は取ってもらうわよv

 そうして俺の胸に飛び込み、逃すまいとぎゅっと力を込める麗を、俺は優しく抱き返した。

隣に(綿雪SS)


 縁側に、二人腰かけ、月眺め。
 都会の夏は蒸し暑いというけれど、あの広大な裏山のおかげか夜の庭は心地良い風が吹く。
 そんな優しい冷たさにその熱を奪い去って欲しかったのだろうか。

「本当はちょっぴりなんかじゃないんです」

 僕に寄り添う小さな体からは重さなんていうものをほとんど感じなくて。
 けれども、その心では同い年の子たちよりも沢山のことを感じ取って生きてきたのだろう。

「とってもとっても、やきもちなんです。もしもお兄ちゃんと、ユキが一緒だったらなって」

 だからきっと想像するよりも綿雪はずっと大人で、ずっと子供で。
 そんな不安定さも含めて、全て受け止めたいと僕は思う。

「傷はまだ痛いですか?」
「もともと大したことなかったからね。もう心配ないよ」

 そう言いつつ人差し指の絆創膏を外して傷口を見せる。
 せっかく貼ってもらったのだけれど、今の僕には必要のないものだから。

「ユキは、欲張りなんです」
「欲張り?」
「お兄ちゃんと出会えて、嬉しいことも楽しいことも沢山あったのにそれでも」
「それは悪いことじゃないよ。それに僕はそれを欲張りだとも思わない」

 人の欲とは果てしなく、先の見えぬ闇のようだけれど。
 この優しい妹の抱く欲を果たして誰が否定できようものか。
 誰しもが抱くであろうもっと幸せになりたいという欲を、今ようやく綿雪は抱いたのだ。
 それは兄としてどこまでも喜ばしいことだった。

「……お兄ちゃん、ユキの大好きを受け取ってくれますか?」
「ああ、勿論だよ」

 そうしてユキは想いを込めて、傷口にちゅっと口付け。
 ――そして月夜の嫉妬心には、新しい絆創膏で蓋をして。

プロフィール

メイメイ

Author:メイメイ
自称読み専でSSを書く時は読みたいから仕方なく自分で書いてがっかりしつつ満足するらしい。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
Twitter
応援しています
BabyPrincess合同誌 てんしのおひるね
アクセスカウンター
カウンターカウンター